国東半島峯道ロングトレイル第2回


国東半島峯道ロングトレイルのスタートは、六郷満山の神仏習合の発祥の地である宇佐神宮の参拝から始まります。

国宝の本殿。一之御殿は八幡大神、ニ之御殿は比売大神、三之御殿は神功皇后が祀られています。

宇佐神宮の境内の中に弥勒寺跡があります。焼失して何もありませんが、神仏習合の発祥の地であることがうかがえます。

豊後高田市内の大田交差点にある日本一大きい石造仁王像。応利山の報恩寺の入口だったのでしょうか。

さてさて、トレイルの始まりです。今回はT-4コースで真玉温泉からスタート。猪群山を目指します。この岩は立石。

コースの所々にこの杭の看板があります。ここはT-4コースのいっぷく望。眺めが良いですね。

地味な猪群山の山頂から枝道を行くと、突然ひらけた場所にストーンサークルがあります。邪馬台国卑弥呼に関係があるとないとか、何か神秘的な感じがします。

飯牟礼神社の山門。とっても愛嬌のある仁王像。石造、石の文化が国東の特徴とか。

続いて、T-4のフィナーレの中山仙境へ。メインコースはそのまま峠を下ります。中山仙境へはオプションコースとなります。

最高到達地点の無明橋。ここまでも3、4ヶ所の鎖場があります。ここから先はもっとスリルがあるので、ツアーとしてはここまでで折り返しました。

この日の帰りに見た夕日。真玉海岸の干潟の夕日は日本一美しいと地元では自負しております。

翌日は、見どころ満載のK-1コースを歩きます。とても急な坂を登りきると現れたのは阿弥陀堂。修行場の跡のようです。

途中の西方寺の里のミツマタの群生地。

峠を越え、大不動岩屋へ。差別浸食によって形成された荒々しい岩峰が圧巻です。

続いて、旧千燈寺へ。西行が千燈寺がどれほどのものかと訪れようとしたが、その手前で出会った小僧との会話だけで、千燈寺のすごさを納得して戻っていったと言われる西行戻し。

「西の高野山」と称されたほど大規模だった旧千燈寺。キリシタン大名の焼き討ちにあい、石造以外は跡形もありません。

K-1コースのフィナーレに五辻不動に登りました。

向こうに姫島がきれいに見えました。その向こうに四国も。お疲れさまでした。